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  • 三谷 宏治: マンガ経営戦略全史 革新篇

    三谷 宏治: マンガ経営戦略全史 革新篇
    同じ著者の漫画ではない方の『経営戦略全史』も読んだが、マンガ版のほうがヴィヴィッドで出来が良い(と言ったら著者に怒られそうだが)。少なくとも経営戦略の全史という硬いテーマが、血の通った活き活きとしたストーリーとしてすんなりと脳に入ってくる。「マンガ」のほうは「確立篇」と「革新篇」とに分冊化されており、どちらも読むべきだと思うが、「革新篇」のほうが新しい理論家が網羅されているのでより興味深い。

  • 三谷 宏治: 経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)

    三谷 宏治: 経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
    こちらを先に読んでから「まんが版」をあとから読んだが、漫画版を先に読むことをお勧めする。ただし、こちらもいずれ読みたくなるだろう。

  • 大井 篤: 海上護衛戦 (角川文庫)

    大井 篤: 海上護衛戦 (角川文庫)
    シーレーン(海上輸送路)を絶たれたならば資源を持たない日本のような海洋国家に未来はない。だからシーレーン防衛は日本にとっての最も重要な課題である。その当たり前のことが戦前の指導者たちはわかっていなかった。もの凄い情報にあふれたこの本は日本国民必読の書であると言える。 (★★★★★)

  • 長沢 伸也・石川 雅一: 京友禅千總 450年のブランド・イノベーション

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2012年1月 1日 (日)

『平清盛の盟友 西行の世界をたどる』

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 平清盛と西行との関係を描いた著書、『平清盛の盟友 西行の世界をたどる』 を上梓しました。

 平氏一門の覇権を確立した平清盛と、和歌という文学を追究した歌人で僧侶の西行とは、同い年であり、清盛も出家前の佐藤義清(さとうのりきよ)も上皇の親衛軍でエリート武士集団たる「北面の武士」のメンバーでした。

 やがて平清盛は一門を台頭させて源氏との闘争に入っていき、一方、佐藤義清は23歳の若さで出家して西行を号し、全国を旅して独自の和歌の世界を確立していきます。

 本書は、平清盛と佐藤義清:西行のふたりの濃密な関係と西行の壮大な人生を、争乱にあけくれる平安後期から鎌倉初期にかけての時代の流れの中で描いた本です。

平清盛と西行の時代に没頭できるように、平安時代を彷彿とさせる写真も添えてあります。

 今年は大河ドラマで平清盛が放映されますが、本書はそれに合わせて急造した本などでは決してありません。思い返せば、私と西行との出会いは、私が京都に住んでいた時にさかのぼり、西行研究歴は15年になります。この間、読破した西行関連の書物は二百冊を超えます。本書は、私の西行研究の集大成ですが、本書が平清盛が大河ドラマで取り上げられる本年に上梓されたことは、きわめて因縁深く感じられます。

 全国での発売は1月16日ですが、Amazon.co.jpで予約していただくこともできます。

http://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B3%E6%B8%85%E7%9B%9B%E3%81%AE%E7%9B%9F%E5%8F%8B-%E8%A5%BF%E8%A1%8C%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%A9%E3%82%8B-%E7%9F%B3%E5%B7%9D-%E9%9B%85%E4%B8%80/dp/4862653308/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1325325061&sr=8-1

 

    Copyright © 2011  Masakazu Ishikawa.

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コメント

3冊目のご著書『平 清盛の盟友 西行の世界をたどる』を拝読し始めました。
しばし、日々の忙しさからタイムマシンに乗り"ゆったりとした時が流れる世界"へと
移動することができました。
時間をかけて、じっくりと素晴らしい世界を味わいたいと思います。

知人よりご紹介頂き、本日・先程、アマゾンより本が届きました。稚拙なコトバで申し訳無いのですが、私にとって近年稀に見る素晴らしい本でした。今もじぃ~んと心に沁みています。「願わくば・・・」の歌をこよなく愛し、私もそうありたいと願い、西行に思いを馳せていましたが、この本を捲った途端に、西行が歌と共に立ち現れたかのような錯覚を覚えました。
本が届いて未だ数時間ですので完読できたわけではありませんが、何やら自分でもよくわからぬ興奮を覚え、部屋の移動と共に「持って歩いている」次第です。(何でしょう、この異常行動は・・・?)
これからじっくりさらに拝読させて頂きます。友人達に紹介させて頂きました。
他のご著書も引き続き拝読する予定です。

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