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  • 三谷 宏治: マンガ経営戦略全史 革新篇

    三谷 宏治: マンガ経営戦略全史 革新篇
    同じ著者の漫画ではない方の『経営戦略全史』も読んだが、マンガ版のほうがヴィヴィッドで出来が良い(と言ったら著者に怒られそうだが)。少なくとも経営戦略の全史という硬いテーマが、血の通った活き活きとしたストーリーとしてすんなりと脳に入ってくる。「マンガ」のほうは「確立篇」と「革新篇」とに分冊化されており、どちらも読むべきだと思うが、「革新篇」のほうが新しい理論家が網羅されているのでより興味深い。

  • 三谷 宏治: 経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)

    三谷 宏治: 経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
    こちらを先に読んでから「まんが版」をあとから読んだが、漫画版を先に読むことをお勧めする。ただし、こちらもいずれ読みたくなるだろう。

  • 大井 篤: 海上護衛戦 (角川文庫)

    大井 篤: 海上護衛戦 (角川文庫)
    シーレーン(海上輸送路)を絶たれたならば資源を持たない日本のような海洋国家に未来はない。だからシーレーン防衛は日本にとっての最も重要な課題である。その当たり前のことが戦前の指導者たちはわかっていなかった。もの凄い情報にあふれたこの本は日本国民必読の書であると言える。 (★★★★★)

  • 長沢 伸也・石川 雅一: 京友禅千總 450年のブランド・イノベーション

    長沢 伸也・石川 雅一: 京友禅千總 450年のブランド・イノベーション
    戦国時代より450年以上も継続する京友禅メーカー「千總:CHISO」の百年に一度の危機を何度も乗り越えてきたノンフィクション! (★★★★★)

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2015年6月28日 (日)

気学で予想した2015年 中間報告

 
今年2015年の1月に、2015年という年がどういう年になるかについて予想記事を或る業界紙に書いた。それから半年過ぎた今、「ものすごい当たっている!」、 「当たりすぎではないか?」という好反響をいただいている。そこで、私がその業界紙でここでどういう予想を立てたかについて、その文章を再掲させていただきたい。以下がその文章である。ちなみに私が予想予測の拠所(よりどころ)としたのは、気学、すなわち中国占星術である。私は中華星霜学会(台湾)日本支部の渡辺サク子師に師事して気学を学んできている。以下、業界紙の記事を再掲する。
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2015

気学で予想する! 2015はどんな年か?

  石川雅一

 「気学」は中国占星術の系統にあたり、「陰陽道(おんみょうどう)」や「風水(ふうすい)」とも密接な関係があります。気学では新年は節分のあとの24日から始まります。2015年は「乙(きのと)未(ひつじ)三碧(さんぺき)」の年です。乙(きのと)は、新しい時代の始まりを意味しますが、堅い殻を破って地中で発芽した状態で、周囲からの重い圧力に押されながら地上に出ようとしてもがいている状態です。芽は伸びつつありますが、まだ重い土の中に埋まっているので発芽したての芽が伸びようとしても土に押されてゆがんで曲がった状態です。乙という字はまさしくその曲がった状態の芽の形を象形文字としてあらわしたものであると解釈できます。新しい時代が始まってはいるものの、周囲の状況は重苦しくその新しい時代の始まりをたやすくは許してくれません。そういう新しいものへの抵抗が今年はあるでしょう。次に十二支の未(ひつじ)ですが、「未(ひつじ)」という漢字は皆さん「未来(みらい)」という漢字を書くときに必ず使っていますよね。未来は「いまだ来ていない将来」ですが、「芽が出たばかり」という意味で言えば、「いまだ枝葉が出てはいない」という意味なのです。

ちなみに十干と十二支で、1012の数字の組み合わせは最小公倍数で60という数字が出てきます。60年経つと一回りして戻ってくるから、六十歳で「還暦」(かんれき)と言うわけです。今年「乙(きのと)未(ひつじ)」は、60干支の中では32番目に当たります。前回の「乙(きのと)未(ひつじ)」の年、すなわち今から60年前の年がどんな年だったかを振り返ると、今年がどんな年になるかというヒントが与えられるかもしれません。前回の「乙(きのと)未(ひつじ)」の年、すなわち60年前の1955年(昭和30年)は、旧ソビエト連邦を中心とする軍事同盟「ワルシャワ条約機構」が結成され、米国とソ連との冷戦が激化していった年でした。これと似たような状況が今年も起きてくることが予想されます。今、東欧ではロシアがウクライナに侵攻して局地戦争が激化しています。つい先日、ウクライナ人と国際電話で話したときにウクライナ東部での戦いについて私が「内戦(civil war)」という言葉を使った途端、彼女は「内戦ではありません!ロシアによる明らかな侵攻(intrusion)です」と私の言葉を明確に訂正してきました。またアジアに眼を向けると、中国が未曾有の軍事力拡大を遂げつつあり、日本の尖閣諸島のみならず周辺各国や米国海軍との摩擦が異常なほどに高じてきています。中国首脳は米国政府に対して「広い太平洋を米中で半分に分け合おう!」と発言しましたし、米国海軍艦艇を東シナ海と南シナ海からいずれ追い出すとまで言い始めています。中国はフィリピン領海の南沙諸島の環礁に多くの中国艦船を派遣して浅瀬を埋め立てて中国の海軍基地をフィリピンの目と鼻の先に実質的に作ってしまいつつもあります。さらにまた中東に眼を転じると、テロリスト集団ISIL(イスラム国)の台頭が中東地域の安定を著しく乱しています。こうした世界的に広がる軍事的な不安要素が2015年にはさらにいっそう激化していくことが予想されます。60年前の1955年はまた、第二次世界大戦敗戦国の旧西ドイツで連邦軍が結成され、西ドイツの再軍備が始まった年でもありました。これは東西冷戦の激化から米軍が西ドイツに旧ソ連と旧東ドイツに対抗する先兵になることを促した結果だったと解釈できます。今年2015年は、中国人民解放軍の海洋進出に対して米国が日本の海上自衛隊の即時対応能力の向上をさらに強く要請してくることが予想できます。安倍政権はそれに対して憲法改正を踏まえて対応しようとするでしょうが、乙(きのと)の象意から、野党によるきわめて重い反発が予想されます。安倍首相は「乙」の字の如く、今年は身を曲げて耐えざるを得ないでしょう。

 次に「三碧(さんぺき)」を見ていきます。去年2014年は四緑(しろく)の年でした。四緑は風を意味するので強風台風に注意が必要と一年前にこのコラムで述べました。その通り、去年2014年には強風台風が実際に来ました。台風8号で「瞬間最大風速75メートル」という恐ろしい言葉がニュースに出たことを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。三碧の今年2015年は雷(かみなり)が多い年になると予想できます。落雷に起因する事故に最も注意が必要な年となります。三碧(さんぺき)には雷の象意があるからです。爆発という象意もありますので、上記で触れましたように怒りに満ちた地域紛争はもちろんのこと、その他、火山噴火や工場や家庭でのさまざまな爆発事故などにも注意が必要になると思われます。

 

石川雅一 プロフィール

元テレビ局国際報道ジャーナリスト。株式会社グレース専務取締役。中華星霜学会日本支部三密科会員。管理美容師。MBA(経営管理修士)。早稲田大学大学院商学研究科ティーチングアシスタント。

著書: 石川雅一『平清盛の盟友 西行の世界をたどる』(鳥影社2012年。)

石川雅一『京友禅千總450年のブランドイノベーション』(同友館2010年。)

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