東京芸大 神輿の恐るべき完成度 藝祭2016
博物館と美術館が集中する上野の森に芸術の秋の始まりを告げる東京芸術大学の藝祭2016(今年の藝祭は9月2日から4日までの開催)。
今年も藝大神輿(みこし)の大賞作品は恐るべき完成度であった。
なんと言っても、藝祭の最大の見物は巨大神輿である。
今年の大賞受賞は、日本画・邦楽チームが制作した「花札」だった。
花札の絵柄がそのまま飛び出てきたような造形美に、私も息をのんだ。
恐るべき完成度の高さである。
アイデア良し、造形も良し。大賞に選ばれて当然というべき素晴らしい作品だった。
優れた作品はどの方向から観ても見所が満載で飽きさせない。
上の写真はこの花札を後ろから観た写真である。
花札があって、そこから絵が立体化して飛び出してきている意匠が見事である。
こうした素晴らしい作品群はチーム一丸となって数週間前から制作に取り組んできたものである。下の写真は1週間前に撮った制作中の作品である。
東京藝大の各科の1年生たち各科の混成団体が競ってこれらの巨大造形物を作り上げるが、
1年生でこれだけのものを創造できる東京藝大の底力には毎年のことながら感嘆させられる。
Copyright © 2016 Masakazu Ishikawa
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